太陽光発電、不都合な事実「セルマジック」

3回に渡ってお届けした
シリーズ蓄電池」なかなかの好評を頂きましたので、、
今回は、蓄電池に充電する側の設備の筆頭「太陽光発電パネル」の伝えられていない情報をお届けしていきます。

さて情報として、知っていてほしい事をまず、画像で。。

パネルの考え方は上図の通り
セル:1枚のパネルの中の10cm角位の単位をこう呼びます(実はこれ重要です)
モジュール:セルが集まって出来たパネル1枚単位をこう呼びます
ストリング:モジュールある程度の枚数、繋いだ状態をこう呼びます
アレイ:ストリングを集めた単位をこう呼びます(1ストリングしか無いモノもあります)

こんな風に呼ぶんだ!位で覚えておいてください。

さて、みなさんが気になるのは、どれだけ発電するんだ?
ここだと思います。

今だと、300W発電します!なんて言うパネルが多いですが、
本当かそれ?
暴いていきましょう(笑)

 

■セルの落とし穴

さて、パネルを見ましょう
1枚300W発電するパネルだと考えてください。

10cm角のモノが30個付いてます。
基本的には、これが全部繋がって、パネルになってます
この30個付いているモノをセル
「水色」の小さい部分です

さてさて、太陽光パネルと呼びますが、実は、太陽電池とも言われます。
実際、電池です(笑)乾電池の平たいヤツと思えばいいんです。

乾電池で、、、
古くなった電池は一緒に使わないください
こんな記載見たことありませんか?古い電池という時期的な事を言っている訳では、実はありません。
使いきってしまった電池を一緒に使わないで。と、言う事なんです。

なぜなら、、、

直列に繋ぐと、、その古い電池の電圧に引っ張られて、力が弱くなるという意味です。
強力にパワフルな人と、僕の様に体力が無い男が、一緒に働くと、僕の仕事量に引っ張られて、パワフルな人の作業も遅くなり、あげくに、私が疲れて「液漏れ」をする。そんなイメージです(笑)

太陽光パネル影になったら、あんまり発電しない。
これはみなさんご理解頂いていると思います。
では、こういうケースはどう考えれれますか?

一部に葉っぱが乗っています。

このパネルは300W発電します。30枚セルがあるので1セル辺り10W発電します
葉っぱが乗ることにより、なんとなく、この1セルは、5W位の発電に落ちるな。
なんて事はご理解いただけると思います。

正解です

でも、、
弱くなった乾電池を繋ぐと、、、
思い出してみてください。

そうなんです。。ピーンと来ません?

最近のパネルではこういう構成はありえませんが、
全部のセルが直列で繋がっていたとしたら、、、5W×30セル=

150Wしか発電しません

なんとなく、300Wー5W=295W発電と考えてしまいがちですが、違います

さてさて、最近のパネルではこういう構成は無い。と申し上げました。
バイパス構成という作りに今は、なっていますので、150Wしか発電しないなんて事は、ありません。でも、そこにもほとんど周知されていないマジックがありまして、次回は、そこをお話します。
太陽光発電、不都合な事実「バイパスマジック」

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